縦持ちデータから横持ちデータに変更して、折れ線グラフを作成する方法をご紹介します。
基本的にデータは下記のように縦持ちで持っていることが多いかと思います。この縦持ちデータを横持ちデータに変更する方法とそのデータを活用してグラフを作成する方法になります。
<基本となるデータ(縦持ち)>
<日付を年度+四半期に分解 & 事業所コードのデータを横持ちデータに変更したクエリー>
事業所ごとの売上金額を四半期ごとに折れ線グラフで作成したグラフ
①グラフの元となるクエリーを作成します。
(例)今回は、下記のようなクエリーデータを用いてグラフを作成していきます。
②日付を年と月に分け、年度と四半期を表示するフィールドを作成します。
結果フィールドで【年】【月】【年度】【四半期】【年度+四半期】のフィールドをそれぞれ作成します。
【年】
※受注日から4桁を抽出
CAST(SUBSTR(JHJUDT,1,4) AS int)
【月】
※受注日から2桁を抽出
CAST(SUBSTR(JHJUDT,5,2) AS int)
【年度】
※作成した結果フィールドの【月】が1~3の場合は、作成した結果フィールドの【年】から-1をして前年とする式
CASE WHEN K.TSUKI > 3 THEN K.NEN ELSE K.NEN-1 END
【四半期】
※作成した結果フィールドの【月】が1~3の場合は4、【月】が4~6の場合は1、【月】が7~9の場合は2、【月】が10~12の場合は3とする式
CASE
WHEN (K.TSUKI<4) THEN '4'
WHEN (K.TSUKI<7) THEN '1'
WHEN (K.TSUKI<10) THEN '2'
WHEN (K.TSUKI>9) THEN '3' END
【年度+四半期】
※CONCAT関数を使用して、【年度】と【四半期】を結合
CONCAT(CONCAT(K.NENDO,'年 ') ,CONCAT(K.KI,'Q'))
③事業所コードのデータを横持ちデータに変更します。
結果フィールドで事業所コードの数分のフィールドを作成します。
【事業所コードが'1'のデータを表示するフィールド】
※事業所コードが'1'の場合は受注金額をセット、'1'ではない場合は'0'をセット
CASE WHEN JHJGCD= '1' THEN JHKING ELSE 0 END
【事業所コードが'2'のデータを表示するフィールド】
※事業所コードが'2'の場合は受注金額をセット、'2'ではない場合は'0'をセット
CASE WHEN JHJGCD = '2' THEN JHKING ELSE 0 END
同様に事業所コードの数分、結果フィールドを作成します。
④上記で作成したクエリーからグラフを作成します。
管理>クエリー>該当クエリーの「グラフ設定」>画面右上の「追加」ボタンをクリックしてグラフ情報の画面を開きます。
軸は、「年度+四半期」の結果フィールドを選択します。
値は、事業所コードを横持ちに変更した結果フィールドを選択します。
下記のようなグラフができあがります。
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