IBM i (AS400) 環境のオブジェクト一覧を取得する手順です。
【前提】
- DSPOBJDコマンドを使用して、オブジェクト記述の情報を物理ファイルに出力します。
- 実行にはSECOFR権限が必要です。
- システムのサイズによりジョブ完了に長時間を要する場合があります。
- ジョブスケジュール等を使用して、業務影響の少ない時間帯での実行が推奨です。
【手順】
DSPOBJDコマンドを実行します。全ライブラリーの全オブジェクトを指定します。
※下記はSBMJOBで実行する例です。
※OUTFILEは任意のライブラリー/オブジェクトを指定ください。(例ではQGPL/ALLOBJDというファイル名で指定しています。事前の作成は不要です)
SBMJOB CMD(DSPOBJD OBJ(*ALL/*ALL)
OBJTYPE(*ALL)
OUTPUT(*OUTFILE)
OUTFILE(QGPL/ALLOBJD))
ジョブが終了したら、物理ファイルの内容をデータ転送等を使用してPCに取得します。
【参考】
取得データ例
【SQLで取得したい場合】
特定のライブラリからその名称に合致するオブジェクトのリストをSQLで取得したい場合は下記のSQLで取得可能です。
SELECT * FROM TABLE(QSYS2.OBJECT_STATISTICS('*ALL', '*PGM')) AS X
※「*ALL」で全ライブラリを対象としています。*ALLだと時間がかかる可能性がありますので、特定のライブラリを指定することをお勧めします。
↓上記のSQLを実行した結果
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