(1)業務処理のアベンド
内容:
ファイルの排他的使用が必要となる業務処理がアベンドする可能性があります。
API-BridgeやMONO-X Oneに限らず、SQL処理がファイルを参照している最中は、CLが発行するCLRPFMコマンドなどで排他的なロックを獲得することができず、一定時間の間にロックが獲得できないと異常終了となる場合があります。
対策:
SQLが参照するファイルやSQLの用途を限定することで、異常終了を最小限にすることが可能です。
- ファイルの限定:参照は排他ロックが発生しないマスターに限定する
- 用途の限定:障害調査として利用する、開発環境のファイルのみ利用するなど
※完全な回避策としては、業務ファイルの参照用のコピーを用意し、コピーのみを参照することで回避可能です。
ただし、参照データの即時性はなくなります。
(2)パフォーマンスへの影響
内容:
長時間を要するSQLを発行した場合、業務処理のパフォーマンスに影響を与える場合があります。
対策:
解析ツールを用いたSQLの分析により、ファイルに適切なIndexを持たせることでCPUの使用率やDisk I/Oを軽減することが可能です。
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