IBM Cloud CatalogにおけるAPI-Bridge for PowerVS - Trialのオーダーから管理画面ログインまでの一連のセットアップ手順について記します。
前提
IBM Cloud CatalogにてAPI-Bridge for PowerVS - Trialの環境を構築する前にIBM Cloud上に以下を準備してください。尚、API-Bridge for PowerVS - TrialはLinuxインスタンスとして作成されます。
- VPC環境(サブネット設定含む):API-Bridge for PowerVS - Trialのインスタンスを作成する環境を事前にご準備ください。API-Bridge for PowerVS - Trialインスタンス作成時に以下の内容が入力として必要となります。
- vpc_id:API-Bridge for PowerVS - Trialインスタンスを作成する対象となるVPCのID
- subnet_id:API-Bridge for PowerVS - Trialインスタンスを作成する対象となるサブネットのID
- SSHキー:API-Bridge for PowerVS - Trialのインスタンスを作成する際に使用するSSHキーが、対象とするVPC環境で必要となりますので事前にご準備ください。API-Bridge for PowerVS - Trialインスタンス作成時に以下の内容が入力として必要となります。
- existing_ssh_key_name:対象となるVPCのロケーションに紐づいて作成したSSHキーの名前
- IDではなく作成時に命名した名称を指定します
- API-Bridge for PowerVS - Trialインスタンス生成と同時にSSHキーを作成することも可能ですが、当手順では事前時SSHキーを準備頂く手順を記します
- existing_ssh_key_name:対象となるVPCのロケーションに紐づいて作成したSSHキーの名前
- APIキー:API-Bridge for PowerVS - Trialのインスタンスを作成する際に使用するAPIキーをIAMにて事前にご準備ください。API-Bridge for PowerVS - Trialインスタンス作成時に以下の内容が入力として必要となります。
- ibmcloud_api_key_value:IAMで作成したキーの値
- 別途Secret Managerで管理している場合は「サービスインスタンス名」「サービスグループ名」「シークレット名」を選択いただきます
- ibmcloud_api_key_value:IAMで作成したキーの値
インスタンス作成手順
IBM Cloud Catalogの画面のカタログ検索欄に「API-BRIDGE」と入力し検索します。「API-Bridge for PowerVS - Trial」の候補が表示されるので選択します。
または検索結果に表示されるタイルを選択します。
API-Bridge for PowerVS - Trial の作成画面が表示されます。
画面を下へスクロールし、"入力変数の設定"を行います。
必須入力値の設定
- ibmcloud_api_key_value
- APIキーの値を直接利用する場合
- 画面上の"シークレットを使用しますか?"のラジオボタンをoffにして、事前に作成したAPIキーの値を設定してください。
- APIキーの値を直接利用する場合
-
- Secret Managerを使用する場合
- APIキーを事前にScreat Managerのインスタンスに登録の上、登録したシークレットを選択してください
- Secret Managerを使用する場合
- instance_name
- 作成するAPI-Bridge for PowerVS - Trial インスタンスにつける名前を入力します。デフォルトで"api-bridge"の名称としていますが、任意の名称に変更が可能です。
- region_id
- API-Bridge for PowerVS - Trial インスタンスを作成するVPCのリージョンを入力します。デフォルトで"jp-tok"を指定していますが、環境に合わせたidを入力してください。(ex. jp-osa, us-east, eu-gb, etc.)
- subnet_id
- API-Bridge for PowerVS - Trial インスタンスを作成するサブネットのサブネットIDを入力します。リソースリストより事前に作成したサブネットIDをコピーし貼り付けてください。
- vpc_id
- API-Bridge for PowerVS - Trial インスタンスを作成するVPCのVPC IDを入力します。リソースリストより事前に作成したVPC IDをコピーし貼り付けてください。
- zone_id
- API-Bridge for PowerVS - Trial インスタンスを作成するサブネットゾーンIDを入力します。デフォルトで"jp-tok-1"を指定していますが、環境に合わせたidを入力してください。(ex. jp-osa-1, us-east-2, eu-gb-3, etc.)
必須入力値の欄は以上となりますが、後続のSSHキー名の設定が必要となりますので引き続き"任意入力値の設定"に進みます。
任意入力値の設定
必須入力値の設定の下にスクロールし、任意入力値の設定項目を表示します。これらの項目は任意入力となっていますが、SSHキーに関する2つの項目(existing_ssh_key_nameとssh_public_key_value)については、いずれか一方を必ず入力する必要があります。
特にSSHキーに関して、API-Bridge for PowerVS - Trial の作成画面では以下の2つの手順が可能ですが、
このセットアップ手順では1.の手順を記します。
- 事前にSSHキーを作成し、作成したSSHキー名(existing_ssh_key_name)を指定
- SSHキー値(ssh_public_key_value)を入力することにより、API-Bridge for PowerVS - Trialのインスタンス作成と同時にしSSHキーを作成し紐づけ
尚、上記の通り事前に作成したSSHキー名(existing_ssh_key_name)の指定について後続で記しますが、その他の項目については任意入力項目であるため説明は割愛します。
- existing_ssh_key_name
- 事前に作成したSSHキーの名称を入力します。リソースリストより事前に作成したSSHキー名を確認の上、入力してください。
※前述の通り"ssh_public_key_value"の入力は不要ですので、ブランクのままとしてください。
インストールの実行
各種入力完了後、画面右側にあるLISENCEとEULAを確認の上、チェックボックスにチェックを行いインストールボタンを押下します。
画面が遷移し、しばらくたつとインスタンス作成処理が完了します。リソースに関する情報やReadmeを確認してください。
以上でAPI-Bridge for PowerVS - Trial インスタンスの生成が完了となります。
API-Bridgeセットアップ手順
API-Bridgeへのログインに向けたセットアップ手順を以下に記します。
API-BridgeはLinuxインスタンス上のWebアプリケーションとして稼働するため、ブラウザよりURLにアクセスする必要があります。
正常にAPI-Bridge for PowerVS - Trial インスタンスが作成されるとリソースリストから対象のLinuxインスタンスを確認することができます。
※2024/02/13現在では事前に準備されたサブネット内で最も若い(小さい)IPアドレスを、API-Bridge for PowerVS - Trial インスタンスに採番するものとなっています。今後、指定のIPアドレスを付与できるよう対応を行ってまいります。
利用されているVPC環境に応じアクセス可能なIPアドレスを確認の上、以下のログイン用のURLにアクセスします。
http://<IP_address>:9527
- クライアントPCからポート番号:9527(HTTP)でアクセスを行うため、セキュリティグループのルール設定を行ってください
- 必要に応じFloating IPの付与を行ってください
API-Bridge 管理画面へのログイン
正常にアクセスが完了するとログイン画面が表示されます。
以下を指定し、Loginボタンを押下します。
- Username : admin
- Password : apibridge2024
ログインの結果、以下の画面が表示されれば正常にログインが完了となります。
以上でAPI-Bridgeへのログインまでの手順が完了となります。
API-Bridge for PowerVS - Trialに関するお問い合わせについて
お問い合わせ窓口(メール):cloud_catalog@mono-x.com
当ガイドに記載のない以下のような内容につきましては、上記お問い合わせ窓口までご連絡をください。弊社担当者よりご返信をさせて頂きます。
- API-Bridge 製品自体の操作や設定
- 製品仕様
- IBM Cloud Catalog以外でのAPI-Bridgeのご利用について
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