API-Bridgeは、IBM i (AS400) の基幹データを様々なクラウドサービスと連携ができる製品となっており、Garoonとの双方向連携が可能です。
Garoonの利用をご検討される場合はコチラからお問い合わせください。
当記事では、API-Bridge(Server)を使用して、IBM i (AS400) の情報をGaroonのポータルに表示する方法をご紹介します。
API-Bridge(Client)を使用して、Garoonにメッセージを通知する方法については、IBM i (AS400)のデータ更新時にGaroonに通知をご参照ください。
【GaroonのポータルにIBM i (AS400) の情報を表示】
実行イメージ
Garoonのポータルを開いた際にIBM i (AS400) で管理する在庫情報を取得して表示します。
API-Bridge(Server)の設定
- API認証トークンの作成
管理メニューの「API認証トークン」から作成します。
- APIの作成
メニューの「API一覧」から新規にAPIを作成します。
- API基本設定
URLとAPI認証トークンの設定を行います。
- スキーマの作成
API基本設定画面の「スキーマ」からスキーマを作成します。
※サンプルでは、"GAROON"ライブラリーにある"ZAIWRK"ファイルを使用し、検索条件として「WKSOCD(倉庫コード)」を指定します。
- APIパスとパラメータの設定
API基本設定画面の「APIパス」からAPIパスを作成し、GETメソッドを有効にします。
4で作成したスキーマをセットして、パラメータを設定します。
Garoon側の設定
API-Bridge(Server)にリクエストするには認証が必要です。
JavaScriptファイルに記述することも可能ですが、そうすると利用者が閲覧できてしまうため、プロキシ設定を利用します。
- プロキシAPIの設定
システム管理(基本システム)> API > プロキシAPIの設定 > プロキシAPI設定の追加 から、プロキシAPIを追加します。
プロキシコード:任意の値を設定します。
※この内容はこの後の手順で利用するのでメモしてください。
URL:API-Bridge(Server)で作成したAPIのURLを設定します。
ヘッダー:「Bearer API-Bridge で発行したAPI認証トークン」を設定します。
※プロキシAPIの詳細については、Garoonのヘルプ(クラウド版、パッケージ版)をご参照ください。 - カスタマイズファイルの用意
当記事の下部にある「ibmi-stock.js」と「ibmi-stock.css」をダウンロードします。 - HTMLポートレットの作成
システム管理(各アプリケーション)> ポータル > HTMLポートレット > HTMLポートレットの追加 から、HTMLポートレットを追加します。
ポートレットの内容には下記のHTMLコードを記入します。<div id="ibmi_stock">
<div>
<form>
<label><input type="radio" name="sokno" value="01" checked>東京倉庫</label>
<label><input type="radio" name="sokno" value="02">外注倉庫</label>
<input type="button" value="検索" />
</form>
</div>
<div>総在庫数: <span id='ibmi_stock_total'></span></div>
<table border="1">
<thead></thead>
<tbody></tbody>
</table>
</div>
「JavaScript / CSSによるカスタマイズ」をクリックします。
ダウンロードした「ibmi-stock.js」と「ibmi-stock.css」をアップロードします。
- ポータルへの設置
情報を表示したいポータルに作成したHTMLポートレットを設置します。
設置手順についてはGaroonのヘルプ(クラウド版、パッケージ版)をご参照ください。
実行
ポータルを開き、次のような画面が表示されていれば完成です。
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